エンジニアから、チームを支える存在へ。 〜Pontaパスアプリ開発を支えるスクラムマスターという仕事(前編)

「もっと楽しく。もっと面白く。あくなき探究心で。」をパーパスに掲げるKDDIテクノロジー(以下、KTEC)。開発の現場で耳にする「スクラムマスター」という役割。プロジェクトマネージャーとも、リーダーとも少し違うその仕事は、実際にはどのような役割なのでしょうか。今回お話を伺ったのは、Pontaパスアプリ開発の現場でスクラムマスターを務める尾崎さん。

エンジニアとして長年開発に携わってきた経験を活かしながら、現在は「チームが力を発揮できる環境づくり」に取り組んでいます。スクラムマスターという仕事の面白さや、大規模プロジェクトだからこそ感じたやりがいについて伺いました。


開発2部 尾崎郁代さん

2023年11月に中途採用にて入社。
入社以来開発2部にて、Pontaアプリ開発を担当。
最近はお二人のお子さんも手を離れ、休日はご主人とふらっと旅行したり、体のメンテナンスに出かけたりとメリハリをつけて仕事に取り組めるよう日々工夫している。

「開発する人」ではなく、「開発しやすい環境をつくる人」

― まず最初に、スクラムマスターってどんな仕事なのか教えてください。

一言で説明するのは結構難しいんですよね(笑)。
開発そのものをするというよりは、チームのみんなが気持ちよく開発できる環境を整える仕事です。
メンバー同士が相談しやすい雰囲気をつくったり、困っていることがあれば一緒に解決したり。開発がスムーズに進むようサポートするのが役割ですね。


─プロジェクトを管理する立場というより、チームを支える役割なんですね。

そうですね。
「管理する」というより、「困っていることを取り除く」イメージです。
誰か一人が頑張るのではなく、チーム全体が成果を出せる状態をつくることを意識しています。

Pontaパスアプリ開発という大規模プロジェクトで感じたスクラムの力

─いま担当されているPontaパスアプリ開発のプロジェクトは、とても大きな案件ですね。

そうですね。
関係者も多く、チーム同士の連携が求められるとても重要なプロジェクトですね。
だからこそ、スクラムで小さく確認しながら進めていくことがすごく活きるプロジェクトと思っています。
もちろん計画通りにいかないこともあります。
でも、その都度チームで話し合って方向を修正しながら進められるのがスクラムの良さですね。

─「計画を守る」ことよりも、「状況に合わせてチームで改善していく」ことが大切なんですね。

そうですね。
最初から完璧な答えを持っている人はいません。
だからこそ、みんなで話しながら少しずつ良くしていく。
そういう積み重ねが、結果的に大きなプロジェクトを支えているんだと思います。

コードを書く仕事から、チームを支える仕事へ


─尾崎さんはもともとエンジニアとして開発をされていたんですよね。

はい。
以前は設計もしていましたし、ゴリゴリにコードを書いていました(笑)
今はスクラムマスターなので、自分でプログラムを書くことはほぼなくなりました。

─コードを書かなくなって、寂しくなかったですか。

それはありました(笑)。
やっぱり開発が好きでこの仕事を始めたので。
最初は「もうコードを書かないのかな」という気持ちもありました。
でも今は、自分がコードを書いて成果を出すことよりも、チームのみんなが気持ちよく開発できて、「うまく進みました」「助かりました」と言ってもらえることの方が嬉しいんです。
自分の役割が変わったんだな、と感じます。

─エンジニアからスクラムマスターへ。仕事のやりがいそのものが変わった感じですね。

そうかもしれません。
もちろん開発は今でも好きです。
でも、チーム全体が成長していく姿を見るのも、同じくらい面白いんですよね。


「組織づくり」も、ものづくりの一つ

─今はスクラムマスターとして、開発だけではなく組織づくりにも取り組まれていますよね。

はい。
最近は「どうすればアジャイルがもっと組織に根付くか」ということも考えるようになりました。正直、成果が数字で見えやすい仕事ではないんです。でも、チームの雰囲気が変わったり、「相談しやすくなった」と言ってもらえたりすると、少しずつ積み重なっているんだなと感じます。やりがいはすごくありますね。

─まさに「チームを育てる仕事」ですね。

そうですね。
自分一人では何もできません。
だからこそ、周りのみんなと一緒に良いチームをつくっていけることが、この仕事の一番面白いところだと思っています。


スクラムマスターという仕事は、開発の最前線に立つだけではなく、人と人をつなぎ、チームの力を最大限に引き出す役割でもあります。エンジニアとして培った経験を活かしながら、「チームが成果を出せる環境づくり」にやりがいを見出す尾崎さん。

後編(後日アップ)では、KTECらしい組織文化や、尾崎さんが考える「好きなことを仕事にする」という価値観について伺います。そこでは、お子さんとの何気ない会話から生まれた、印象的なエピソードも飛び出しました。​

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