Business 事業

KDDIテクノロジーが行う事業について紹介します。
事業領域は、システム開発だけにとどまりません。
近年は、スマートドローンや AIといった最先端の分野にも進出。探求心を原動力にして、明日の社会をつくります。

Our service事業内容

「人と技術をつなぐこと」をミッションに掲げ、真のニーズに応える技術者集団として、お客様のDXを支援しているKDDIテクノロジー。

KDDIグループで培った卓越した技術力と豊富なノウハウをベースに、IoTやAI・XRなどの先端技術の実用化に向け、スピーディーで質の高い調査・検証の技術支援からシステム開発、さらにモバイル・IoT関連のプロダクトの企画・開発・運用までをワンストップで提供しています。

Business description事業説明

モバイルアプリケーション/システム開発

auサービスを主軸に、モバイルアプリケーション/システムの開発や要件検討の技術支援を行っています。単純な受託にとどまらず、KDDIと連携して、大規模コンシューマー向けサービスを最上流から業務を遂行。グループ外企業から官公庁まで、事業領域も多彩です。KDDIのインフラ基盤のほか、グループ内で培った技術も積極的に活用しています。iOS/Android/AWSなどのサーバ開発を含めたモバイルソリューション開発も手掛けています。

開発事例クラウド環境の活用に徹底した、ポータルサイト

「au Ponta ポータル」開発

「au Ponta ポータル」とは、たまったPontaポイントを確認したり、おトクな特典やキャンペーンの情報をお届けしたりと、ユーザーにPontaポイントを活用いただくためのサイトです。「au Ponta ポータル」の開発にあたっては、アジャイル開発を採用し、迅速かつ柔軟な体制を構築しました。クラウドネイティブな開発方針のもと、「コンテナ」や「DevOps」などの先鋭的な手法も積極的に盛り込み、ユーザーの大量アクセスにも耐える可用性の高いシステムを実現。また、システム内でテストの自動化・効率化を図っているため、万が一、不具合が起こっても早期の修正が可能です。

  • アジャイル開発によって、柔軟な開発体制を構築
  • アクセスが集中しても、パフォーマンスを確保
  • 品質向上のために、テスト駆動型開発を採用

5G・XR開発

KDDI独自の5G基盤や最新技術を活かした、リアルとバーチャルを融合させるXR案件の開発を多数展開し、撮影から配信環境、アプリケーション開発までワンストップで行うケースもあります。他にも、スマートグラスをかけたARコンテンツ開発などが代表例です。また、競合他社と差をつける要素技術の検証も主業務のひとつです。生まれたばかりの技術を育てながらエンジニアリングを行い、実社会への実装までを牽引します。

開発事例現実を超える、新たな価値創造

高精度な地上型レーザースキャナーで収録した
KDDIテクノロジーのオフィス

メタバースやデジタルツイン向けの高品質な現実空間データ製作

KDDIテクノロジーではメタバースやデジタルツイン向けのコンテンツ開発も行っています。現実空間のデータを高品質に収録するために必須となる、高精度で長距離に対応した地上型レーザースキャナーや、ドローンにLiDARや測量用カメラを搭載した空間データ収録システムを自社で導入しました。これらの最先端の機材を組み合わせることで、公園やサーキットといった屋外空間から、オフィスや店舗・工場といった屋内空間まで、幅広いデータを高品質で収録可能になりました。
また収録のみならず、これらのデータを元にしたコンテンツ開発までをワンストップで対応できる体制がKDDIテクノロジーの強みです。
例えばモータースポーツ系のイベントでは、朝にデータを収録して、当日の昼にはコンテンツをリリースする、といったクイックな対応も実現しました。KDDIの持つ様々なソリューションや開発案件に対して、KDDIテクノロジーでは現実空間のデータ収録技術で企画やR&Dの段階からサポートを実施しており、豊富な知見を蓄積しています。

  • 現実空間を高精度収録する機材を自社運用
  • 収録からコンテンツ開発までワンストップ
  • KDDIの様々な開発案件に、企画やR&Dから参画

高精度な地上型レーザースキャナーで収録した
KDDIテクノロジーのオフィス

スマートドローン

KDDIグループでは、モバイル通信を活用しドローンの遠隔自律運航を実現する「スマートドローン」を中心としたドローンの新規事業開発を進めています。
KDDIテクノロジーは、スマートフォン等のモバイル通信やシステム・アプリケーション開発で培った技術力を生かし、本事業の立ち上げ当初から参画して、ドローンの運航管理アプリケーション、映像伝送システム、機体に搭載するLTE通信モジュールや機体の組み込みソフトウェアなど、スマートドローンプラットフォームにおける中心的なシステム開発の多くを担ってきました。

開発事例ドローンメーカー様のモバイル
通信対応開発の負荷を軽減し、
モバイル通信の品質・性能も確保

ドローン専用LTE通信モジュール「Corewing 01」

国内外を問わず、ドローンビジネスの市場規模は、年々驚異的なスピードで成長を続けており、ドローンによる広域監視・巡視、物流等の用途を中心にモバイル通信を活用した遠隔運航のニーズが高まっています。しかしながら、モバイル通信機器の開発経験に乏しいドローン機体メーカー様においては、複雑な電波環境にもある上空でのモバイル通信利用において十分な品質や性能を確保することが課題となっていました。
そこで、KDDI テクノロジーは、機体搭載時のモバイル通信の品質向上を実現し、ドローンにおけるモバイル通信の活用を促進・支援するため、ドローンに専用設計したLTE 通信モジュール「Corewing 01 」を開発しました。Corewing 01 は、ドローン機体への通信モジュールの組込搭載時に必要な耐ノイズ設計や、通信関連トラブルを解決するための電波ログ取得機能を搭載するなど、ドローンでモバイル通信を利用する上で、機体メーカ様の開発工程での負担を大幅に軽減する共に、実運用における通信トラブルのサポートも可能とする、ドローンのモバイル通信利用に最適な通信モジュールです。
また、スマートドローンプラットフォームの運航管理システムとの連携を容易にするソフトウェア開発キット「SDK 」を搭載し、スマートドローン対応機体の拡充にも寄与しています。

  • 不要ノイズを抑制した筐体による機体組込時の
    通信品質の向上
  • ドローン運航中の通信トラブルの解決をサポートする
    電波ログ解析機能対応
  • スマートドローン運航管理システムと連携を容易にする
    開発環境の提供

デバイス開発

auひかり向けの宅内機器やLTE、LPWA、Wi-Fiに対応した無線通信機器などのデバイスを開発しています。ODMメーカーと連携して、設計から保守までのライフサイクル全体を管理しています。また、KDDI向けの品質評価で培ったノウハウをもとに、レビューや受入評価を行うなど、品質担保の取り組みも実施。部材調達や生産スケジュールの計画策定や管理を適宜行い、毎月数万台にも及ぶ製品の安定供給に努めています。

開発事例KDDIと協創する快適なインターネット環境

auひかり向けホームゲートウェイ「BL1500HM」デバイス開発

auひかり向けホームゲートウェイ「BL1500HM」とは、auひかり電話サービスとの接続機能や、メッシュWi-FiやギガビットイーサネットLANに対応するWi-Fiルーター機能などを備えた宅内機器です。サービスを利用するために必要な初期設定も、KDDIプラットフォームとの連携によりユーザーのお手を煩わせることなく自動で行います。開発にあたっては密接な議論、検証を通し、KDDIの期待する機能仕様、サービス品質への準拠を実現しています。また、宅内の雰囲気に溶けこむデザインやサイズ感を重視しつつ、放熱性能と量産性を両立した筐体設計となっています。運用にあたっては台湾のODMメーカーと協力して、製造管理・輸入・保守までの一連の作業を進めることで、コストパフォーマンスの向上やサプライチェーンの強靭化を図っています。

  • KDDIの期待する製品品質の実現
  • デザイン性/放熱性/量産性の両立
  • 部材調達から物流までの流れの一元管理

品質評価

KDDIは社会インフラを担う通信事業者として、数千万人に及ぶユーザーの利用を想定した品質評価基準を設けています。KDDIテクノロジーは、KDDI及びグループ企業が取り扱うスマートフォン、ルーター、IoT製品、STB、auアプリなどの品質評価のほぼすべてを担当。高い信頼性・性能・堅牢性を備えた「キャリアグレード品質」の提供に貢献しています。こうした厳重な管理下での品質評価が、KDDI製品・サービスの高いユーザー満足度に繋がっています。

開発事例製品の品質を可視化し、弱点対策も精査

auスマートフォン・アプリケーションの品質評価

KDDIが展開しているauブランドのスマートフォン評価を継続的に実施しています。ユーザーが安心、安全に製品を利用できるよう、ハード、ソフトの両面から評価を行い、品質とユーザビリティの向上に努めています。品質評価においては、新規に発売されるスマートフォンだけではなく、現行品のOSのバージョンアップやメンテナンスリリース時などの評価も担当。スマートフォンメーカーのみに頼ることなく、製品ごとの訴求ポイントや、ユーザーが抱いている期待や懸念点なども慎重に吟味します。また、製品の品質を数値で可視化するほか、弱点対策も精査。こうして、KDDIグループの製品の品質評価を進めることが、ひいてはユーザーの笑顔につながります。

  • 長年の経験に基づいた評価設計・評価実行
  • 品質の可視化と弱点対策評価も実施
  • 独自の自動評価ツールを導入

AIソリューション

KDDIテクノロジーでは、KDDIグループで培った高い技術力と豊富なノウハウをベースに、クライアントに寄り添い、真のニーズを探求し、クライアントの現場の課題と当社AIソリューションを繋ぐ事で新しい価値を創造し続けています。KDDIテクノロジーのAIソリューションは、様々なAI技術を活用した精度の高いAI認識エンジンにより構築され、現場の省人化や業務効率化、品質の安定化を達成する事でクライアントの課題解決に貢献します。

開発事例独自の技術で、人の目に近い柔軟な検査

「印字不良検査」アプリケーション

本製品は、銘板、商品ラベル、商品パッケージなどの印刷物に対する印刷不良を自動検出するアプリケーションで、電子機器、衣料、食品、医療現場などを中心にご利用頂いています。検出対象は幅広く、従来の検査技術では、人の目に見えないわずかな差分を過検出してしまっていましたが、本製品では、こうしたわずかな差分を許容し、人の目に映る印字の欠け・切れ・擦れなどは見逃しません。製造現場における省人化だけではなく、作業者の習熟度に依存しない検査が可能です。本製品は、簡単に収集できる良品データを数枚収集し学習させることで高精度の検査が期待できるため、製造現場において、元々発生しづらく収集が困難な不良品データを大量に集める必要がありません。また、消費期限や製造年月日のような数値の可変部分についても柔軟な検査が可能です。

  • 大量の学習データが不要
  • 人間の目に近い柔軟な検査
  • 可変箇所も自動学習
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    TECHNOLOGY