「好き」を突き詰め、価値に変える。テックカンファレンスが体現するKTECの文化

KDDIテクノロジー(以下、KTEC)では年に2回、社員同⼠が学び合い、刺激を受けながら成⻑できる場として、社内技術イベント「テックカンファレンス」を開催しています。2025年8月に行われた第8回は、プロダクト展示会と基調講演、サービスデザイン体験ワークショップ(模擬プロジェクトを通じて、顧客視点で価値あるUXを実践的に学ぶ機会)の3本立てで121名が参加しました。
イベントを支えたのは、有志で集まったKTECで働く運営スタッフです。今回は統括補佐・会場係を務めた池松奈津美さんと、展示係を担当した小嶋美紀さんに、当日の様子や運営を通じて得た学びについて聞きました。
開発3部 池松 奈津美さん(写真:左)
開発2部 小嶋 美紀さん(写真:右)
□池松 奈津美(いけまつ なつみ)
開発3部所属。2025年、KTECに中途入社。デジタルツインやXRなどの最先端技術を扱う開発エンジニア。
□小嶋 美紀(こじま みき)
開発2部所属。2024年、KTECに新卒入社。KDDI向けWebシステム構築を担当するWeb開発エンジニア。
部署を越えたネットワークを自らつくる
―はじめに、お二人は普段どのようなお仕事をされているのか教えてください。
池松:私が所属する開発3部では、開発エンジニアとしてデジタルツインやXRといった最先端技術に携わっています。実は私、10年ほど事務職を経験してから、未経験でエンジニアに転職したんです。「技術が好き」という気持ちや技術への興味を評価していただいたことが今のキャリアにつながっています。
小嶋:私が所属する開発2部は、モバイルアプリやWebシステムなどを担当する部署です。その中で、KDDI様向けのWebシステム構築を担うエンジニアとして開発業務を行っています。
―今回、なぜテックカンファレンスの運営に手を挙げたのでしょうか。
池松:純粋に楽しそうだと思ったことと、会社内部のことをより深く知りたいと考えたからです。入社直後だったこともあり、イベントへの参加を通じて社内のネットワークを広げられるのではないかとも期待して立候補しました。
小嶋:私も池松さんと似た動機です。私の所属するプロジェクトでは、リモートワークがほとんどなので、業務だけでは他部署の方と関わる機会がほとんどありません。そこで部署を横断してつながりが持てる場には積極的に顔を出そうと思い、運営にチャレンジしてみました。
任されたのは得意な分野で、自分で考え動くこと
―お二人とも運営参加は初めてだったそうですね。どのような役割を担当されたのですか。
池松:統括補佐と会場係を兼任し、会場の手配や進行管理、各所へのリマインドといった事務全般を担いました。もともと得意分野ではあったので、前職で培った調整力や段取りを活かすことができそうなポジションへ主催者の方が声をかけてくれたんです。担当業務の一つにはワークショップの班分けもあり、一つのグループに別部署や役職の違うメンバーを揃えるなど、交流を促すための工夫もしましたね。
小嶋:私はプロダクト展示会を担当し、13名の出展者に対する窓口業務や会場設営、備品の準備などに携わっています。出展者のみなさんは本業の傍らで準備されているため、その負担を極力減らせるよう、迅速な連絡や事前の手配を自分から進めるように心がけました。
池松:側から見ていても、小嶋さんは展示係に適任だと感じたんです。多くの出展者やスタッフが関わる中で、全体を見渡して的確な役割分担や指示出しを行える彼女のような存在が運営には不可欠だったと思います。
―テックカンファレンスの運営を通じて、印象に残っていることはありますか。
小嶋:初めての運営だったのですが、思った以上に自分で動ける裁量がありました。「こうしたらいい」という指示を待つのではなく、こちらから「こういうのをやってみたいです」と提案すると「いいね、やってみよう」とフィードバックがもらえます。チャレンジを受け入れてくれる環境があったので、自分でできる仕事は自分で極力進めるようにして、できるだけ上長の負担が減るように意識していました。
池松:私も同じです。基本的には自分で考えて動き、必要に応じてフィードバックをもらうという進め方で、会場の区画割りについても「こうやりますね」と提案したら「いいよ」と承認してもらえることが多かったです。その環境で、自分が好きでやっていることや得意分野を活かしながら、どんどん動いていくことが面白い、楽しいと思える運営スタッフは少なくなかったと思います。
個人開発も歓迎。技術を見せ合い、交流する場が生まれた
―今回のプロダクト展示会では、個人制作物の出展も正式にOKになったそうですね。
小嶋:はい。従来は会社として販売・公開しているプロダクトが中心でしたが、今回は社員個人の技術共有を目的に、業務を効率化するツールや趣味で作ったものも展示できるようにしました。
小嶋:社内には開発1部から6部まであるので、一人ひとりがどんな技術を持っているか見えづらい状態です。たとえば、開発3部が先端技術をやっていることは知っていても、そこに所属する個人がどんな技術を持っているかは知らないことがほとんどです。だからこそ、この展示会を通じて、個人の技術を共有できたことは大きかったんじゃないかなと思います。
―印象に残った展示を教えてください。
小嶋:個人的には、開発2部の後藤一磨さんが開発した「亀アクセスポイント他」というタイトルのプロダクトですね。これは低速回線につないだときの不具合を再現するために自作されたアクセスポイントで、アプリ検証に不可欠な通信環境が悪い状態を擬似的に作り出せます。展示会の紙アンケートでも、「使い方はニッチだが、開発者のカユいところに届く製品」「自部署でも活用したい」といったポジティブな反応が寄せられていました。
池松:私は開発3部の小玉秀幸さんが手がけたフィジカルWebアプリ「ちーん」が印象的でした。低遅延Web伝送プロトコルという技術を使いながらも、ベルを鳴らすと離れた場所にあるベルが「チーン」と鳴るだけという遊び心が詰まっていて大好きです。ほかにも私が興味ある分野では、豊洲オフィスを3Dスキャンして裸眼立体視ディスプレイで体験できるコンテンツなど、技術を直感的に理解しやすいエンタメ性の高い展示が多くていいなと思いました。
会場には個人制作ならではの自由な作品が並び、作り込まれたものから「好き」を前面に出した同人即売会のようなブースまで非常に多様でした。こうした「面白そう」「やってみたい」という興味や探究心から形になったものが並んでいる様子には、まさにKTECのパーパスである「もっと楽しく。もっと面白く。あくなき探究心で。」が自然に表れていたと感じます。
―プロダクト展示会全体を通して反響や、午後に行われた「ワークショップ」の様子も教えてください。
小嶋:参加者からは、「隣の部署が何をやっているか知る良い機会になった」という声が多かったです。チャット上でほかの人の仕事を見る機会はあっても、実際にプロダクトを触って体験できる場はなかなかありません。今回は実機に触れられるだけでなく、その場にいる開発者に直接質問することも可能です。普段交流のない方と話せたことや、週報でしか知らなかった案件を間近で見られた点も好評で、アンケートの満足度は100%を記録しました。
池松:ワークショップでは、みなさん笑顔で会話されていて、部署や役職に関わらず「一緒に考えてみる」という雰囲気が自然に生まれていましたね。こうした空気感があるだけでも、互いの距離がぐっと縮まった気がします。相手の「好き」を知ることが対話のきっかけになると、改めて実感できた時間です。
技術面においても、正解のない物語を題材に「仮説を立てて試し、話し合いながら見直していく」という一連のプロセスは、開発の精度を高めるために欠かせないサイクルです。こうした考え方や進め方を、立場を超えて共有しながら実践的に学べたのは良い体験でした。その結果、アンケートでは社員の87%が「学びがあった」と回答しています。
カンファレンスの運営で得た「主体性」を実務に活かす
―今回のテックカンファレンスを振り返ってみて、改めて気づいたことがあれば教えてください。
池松:人に対して興味を持ち続けることの大切さを再認識しました。KTECの従業員数は私が入社した当時の約150名から、現在は約200名弱へと急増しています。組織が成長する一方で、一人ひとりの存在感は希薄になりがちです。だからこそ、テックカンファレンスなどで個人の活動を知る機会を設け、人に対して興味を持ち続ける文化は大切にしていけたらいいなと思います。
小嶋:今後もテックカンファレンスは年2回開催される予定です。この場が個人の技術に興味を抱くきっかけになれば嬉しいですし、他部署との交流を深める貴重な機会としても活用していただきたいと思っています。
―今回のテックカンファレンスで自律的に動いた運営の経験は、本業に活かせていますか。
小嶋:はい、実務において主体的に取り組む姿勢が身につきました。以前は指示を待ってから動くスタイルでしたが、自律性が求められる運営を経験したおかげで、現在は「ここを改善したいのですが、進めてもいいですか」と自ら提案できるようになっています。
池松:小嶋さんは、2025年12月に開催されたKDDIグループ各社のエンジニアが集まるライトニングトークでも登壇されていましたよね。その活躍を拝見して、すごいなと改めて思っていました。
私にとっても、会社の在り方を深く知ることができた運営経験は大きな糧となっています。所属する開発3部は好きなことを突き詰めて伸ばすタイプが多く、ともすれば関心外のタスクがこぼれがちです。そこに対して「これ拾い忘れているから、やっておくね」と率先して動いたり、本人に声をかけたりする習慣がつきました。「KTECはこういう場所なんだ」「この部署はこういう特長があるんだ」と理解できたことで、それぞれの良さを仕事にどう活かすべきか見えてきたのは大きいですね。
―最後に、入社を検討しているエンジニアに向けてメッセージをお願いします。
池松:KTECはパーパスや各種イベントを通じて、「技術が好き」という気持ちをしっかり表に出せる良い会社だと思います。業務に直結するかどうかを問わず、自分の興味や好奇心から生まれた技術も歓迎されますし、そもそも何かを生み出すこと自体に価値を置いているように感じるんです。その中で、今回のワークショップのように部署やキャリアに関係なく対話できる場があることは貴重で、「自分の興味のある技術を誰かに聞いてほしい、見てほしい」という方には居心地が良い環境だと思います。
小嶋:KTECには自身の専門領域に留まらず、テックカンファレンスなどでも多様な技術に触れて成長できる環境があります。社員数に対して扱っている技術の幅が広く、部署によって技術スタックも異なり、新しい知見を吸収できるチャンスが豊富です。チャレンジを後押ししてくれる文化もあるため、知見を広げたいエンジニアには最適な職場だと思いますね。
─ありがとうございました。
----------------------------------------------------------------
自由と責任を大切にしているフラットな組織で私たちと一緒に働きませんか?
KDDIテクノロジーでは現在エンジニアを中心に積極採用を進めています。
採用に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
https://hrmos.co/pages/ktec/jobs
----------------------------------------------------------------
あなたへのおすすめ
-

社員紹介
「好き」を突き詰め、価値に変える。テックカンファレンスが体現するKTECの文化
-

社員紹介
お客様の「本当に欲しいもの」をすくい上げ、技術でかたちにする。「0から1」を生み出し、「売れる仕組み」で広げる事業推進チームの挑戦
-

社員紹介
日本初のモバイル接続から生成AIの先へ。 技術を追い続けるCTOのキャリアとミッション
-

社員紹介
エンジニア経験を活かして“働き方改革”に挑む。 会社も社員も豊かに成長できる制度づくりとは?
-

社員紹介
この世にないものをつくる、魅力と可能性を感じて。 KDDIテクノロジーが担う、重要な役割とは?
-

社員紹介
「このままでいいのかな」と思いながら転職に踏み切れず… KTECに入社してモチベーションが上がり、将来の目標もできた
KTEC TIMES
KDDIテクノロジーに
興味を持ってくださった方へ

