目指すのは「現場を止めない」バックオフィス。急成長を支えるコーポレートの役割

「もっと楽しく。もっと面白く。あくなき探究心で。」をパーパスに掲げるKDDIテクノロジー(以下、KTEC)。急増する社員数へ柔軟に対応するため、2025年10月にコーポレート機能を「事業統括部」「経営管理部」「業務推進部」の3部署に再編しました。

今回は各部の部長を招き、それぞれの部署が担う役割や、エンジニアが最大限に力を発揮できる環境づくり、求める人物像などについて聞きました。


事業統括部 部長 渡辺 尚夫さん(写真:中央)
経営管理部 部長 小林 里恵さん(写真:左)
業務推進部 部長 栗原 嘉一さん(写真:右)

人事・お金・業務フローを整え、急成長の波を支える


―はじめに、3部署それぞれの役割と注力していることを教えてください。

渡辺 尚夫(以下、渡辺):事業統括部が担当しているのは、総務・人事・内部統制の領域です。現在は9名のメンバーが在籍しており、人事と総務・内部統制という2チーム体制を敷いています。さらなる体制強化に向け、今年度は当部署だけでも4名の中途採用者を迎えるなど、組織の拡充を急いでいる最中です。

とくに注力しているのは、人事基盤の整備と採用強化です。現在の社員数は180名ほどですが、今後さらなる増員を目指しており、組織規模の拡大に耐えうる人事制度や運用体制の構築を進めています。急速な人員増加に対応しながら、会社全体の組織力や開発力を安定的に高めていくことが狙いです。

これと並行して、採用面では広告や自社サイトでの発信に加え、リファラル採用の強化といったチャネルの多様化にも取り組んでいます。複数の入り口を設けることで認知を広げ、さまざまな接点から応募につなげる体制づくりを進めており、すでに一定の成果も出始めています。


小林 里恵(以下、小林):経営管理部では、5名のメンバーで経理や財務、経営管理の全般を担っています。会社を成長させていく上で、開発部門が生み出した収益をいかに最適に配分するかを検討するプロセスは非常に重要です。先行技術への投資と既存事業の拡大を両立させながら、限られた資産や原資を有効活用して収益を伸ばすにはどのような施策や管理が必要か、各部門と管理フェーズを合わせながら経営管理の仕組みを構築することが急務となっています。

経営管理部でも、今後さらに人が増えていくことを踏まえて、組織規模に合った管理体制を整えることが今のミッションです。

栗原 嘉一(以下、栗原):業務推進部では、購買と情報システムを担当しています。メンバーは私を除いて9名で、購買チームが5名、情報システムチームが4名という体制です。もともと私は開発部門にいたのですが、コーポレート側の業務負荷が高まっているのを傍目にも感じていました。そこで新体制の発足を機に、私がこの部を担当することになったわけです。

現在、私たちがとくに力を入れているのは、エンジニアが本業に集中できる環境を整えることです。開発部門に在籍していた頃、事務入力やセキュリティ対応といった付随業務に多くの時間を取られる状況を見てきました。だからこそ、バックオフィス側からいかにスムーズに業務を支えられるかを常に追求しています。それこそが自分のやりたいことであり、やりがいにもつながっています。

エンジニアが心ゆくまで開発を楽しめる環境を整備

―まさに、現場の負担を減らすことが3部署共通のテーマでもあるかと思いますが、具体的にはどのようなことを意識されていますか。

栗原:業務推進部では、エンジニアが本業に集中できる環境を整えるために、まず自部門の業務効率を徹底的に高めることから始めました。立ち上げ当初、購買業務がかなり逼迫しており、月末には遅くまで対応する状況が続いていたんです。そこで、まず業務改善に取り組み、効率性を高めることをしました。それによって余力を生み出したうえで、開発部門にプラスとなる取り組みを行うようにしています。

具体的な取り組みの一つとして、社内に点在していたマニュアルを整理し、業務フローと紐づけて、必要なマニュアルが一目で分かるような取り組みを進めています。また、開発部門にとって使いづらく、作業に時間がかかっていたシステムについては、より使いやすいツールへの入れ替えにも着手しました。こうした改善の積み重ねによって日々の作業工数を軽減し、クリエイティブな開発により注力してもらえる環境をつくっていきたいと考えています。


渡辺:人事の観点からは、働き方の柔軟性を重視してきました。KTECはフルリモートが可能で、スーパーフレックス制度もあるため勤務時間の縛りがなく、服装も本人の自主性に任されているなど、非常に働きやすい会社です。このような自由な環境があるからこそ、開発における良いアイデアも生まれやすくなると信じています。この柔軟性をできる限り維持しながら、制度や仕組みを整えているところです。

その一方で、物理的なオフィス環境の整備には、まだ課題が残っています。フルリモートが可能とはいえ、豊洲のオフィスに出社したとき、より仕事がしやすい職場にしていくことは重要なテーマです。とくにKTECも手がけるロボットやAIといった領域では、画面上の作業だけで完結せず、実機を使った検証や作業が欠かせません。例えばレーシングシミュレーターやロボットアームなどをオフィスに設置していますが、それらを十分に活用できる作業環境は、まだ道半ばといえます。今後は、エンジニアがより集中して開発に取り組める物理的な環境も整えていこうとしています。

小林:経営管理部が意識しているのは、事務処理におけるエンジニアの負荷軽減です。各プロジェクトの原価管理には現場の協力が不可欠ですが、できるだけ手間をかけないよう心がけています。事務処理の必要性を明確にし、必要な書類の事前準備や事務的な作業は私たちが積極的に引き受け、関係部署とも連携しながら、エンジニアが開発そのものに専念できる環境を可能な限り整えていっています。

自分で考え、動ける人が活躍できる環境

―コーポレートの3部署に共通して、どのような人物像を求めていますか。

渡辺:共通して言えるのは、自分で考えて動ける方ですね。指示を待つ受け身のタイプだと、急速に変化していく会社を支える立場も担うコーポレート部では正直難しいかもしれません。もちろん、業務の大まかな方向性は示すものの、その中で何をすべきかを自分なりに考え、周囲と相談しながら前に進められる方が向いていると思います。

その上で事業統括部としては、総務・人事・内部統制といった領域で専門性を磨きたい方、あるいはこれからプロフェッショナルを目指したいという意欲ある方を歓迎します。一人あたりの守備範囲が広いため、成長意欲があり、多様な経験を積みたい方には絶好の環境といえるでしょう。


小林:経営管理部では、チームの協調性を重視しながら改善案を提案していただける方が向いていると思います。当社には良いアイデアであれば、立場に関係なく「やってみよう」となる土壌があります。決められた型をなぞるよりも、みんなで意見を出し合いながら、仕事のやり方そのものを変えていける組織でありたいと考えています。

栗原:業務推進部の購買チームでは、今後はニアショアベンダーを含む新たな外部パートナーの開拓が重要なテーマとなります。そのため、パートナーシップの構築や調達実務の経験がある方には、ぜひ力を貸していただきたいです。

その一方で、情報システムチームはセキュリティを担保しながら、社内システムを安定して稼働させ続けることがミッションです。日々の確実な運用や管理に専門性を発揮できる方を希望しています。


―コーポレートの部署は、中途入社の方でも馴染みやすい環境でしょうか。

小林:はい。既存メンバーは新しく入社した方によって変わる空気感を前向きに捉え、新しい風を受け入れる態勢があります。中途入社の方に対して、決められた型に無理に当てはめることはせず、その人の特性を見ながら柔軟に役割を割り振るようにしています。会社に合わせてもらう部分と、その方のスキルを活かす部分の両方を考えて、お互いに歩み寄る形を大切にしています。

渡辺:「こうしなければならない」といった独自の細かいルールが少ない部署なので、これまで培った経験をそのまま発揮しやすい環境だと思います。実際、直近で入社した方も、まるで数年前から働いていたかのような馴染み方で活躍している状況です。

「KTECならもっと成長できる」と思える場所へ

―今後、特に力を入れていきたいことや、どんな部署を目指しているのかを教えてください。

小林:KTECは原材料を持たない会社なので、人の能力そのものが会社の財産です。経営管理部では、その財産を活かして会社を成長させるため、健康面や働く環境のサポートをさらに充実させるための施策を、全社一体となって進められればと考えています。経営資源をどう効率的に管理し最適に配分が出来るかを念頭に、必要なところに投資が行われ、人の能力の発揮が企業の成長につながり、この循環が経営基盤の強化につながることを目指せればと考えています。


栗原:業務推進部としては、これからも業務効率化の追求がテーマです。社員数が増え、外部環境も変化していく中で、会社の基盤であるコーポレート機能をどのように進化させるかが重要だと考えています。そのためには、組織としての対応力を高める必要があり、その土台になるのが、メンバー 一人ひとりの成功体験です。そこで業務推進部では、メンバーが「これをやりたい」と手を挙げた取り組みをミッションとして設定し、達成できるようにしています。こうした経験が自信となり、新たな変化に対しても「では、これもやっていこう」と主体的に動ける状態につながると考えています。これからも、メンバーが自信を持ち、変化に応じて行動できる意思を育んでいきたいですね。

渡辺:事業統括部として目指しているのは、人事制度や環境を通じて、社員一人ひとりが安心して挑戦し続けられる状態をつくることです。働きやすさを維持しながら、これからも自由に楽しく働き、自分なりの成長ができるようにしていく。その結果として、「KTECにいれば、やりたいことに挑戦できて、成長にもつながる」と実感してもらえる会社にしていきたいですね。


─ありがとうございました。

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