社員のやりたいことに耳を傾け、様々な成長機会を与えてくれる

開発5部 森田 雅俊

モバイル開発の経験を活かして
上流工程に挑戦できる会社を探していた


以前は200名規模の中堅ベンダーに所属し、モバイルアプリやSTB(据置型映像配信機器)のソフトウェア開発・検証を担当するエンジニアとして働いていました。10年以上同じ会社に務めていたものの、二次請け以降の仕事がメインだったため、どんなに頑張っても委託された範囲内の業務にしか携わることができず、キャリアに行き詰まりを感じていました。私としては「PMやPLとして上流工程に携わりたい」という思いが強かったのです。
転職活動に際しては、長く経験してきたモバイル開発の知識・経験を活かしたいと考えていたため、一般的なSIerや事業会社ではなく、大手通信キャリアのグループ会社を中心に検討を進め、最終的にはKDDIのグループ会社である当社への転職を決めました。
その後は、入社から現在までの4年間でメッセージングアプリやSTB向け映像配信サービスアプリ、一般家庭用IoT機器、個人向けネットワークストレージなど、様々な製品の開発プロジェクトのPMを担当し、前職では実現できなかった上流工程における様々な経験を積むことができていると感じます。

自ら希望してKDDIへ出向
通信キャリアの最上流工程を経験


私は入社2年目のときに、KDDIテクノロジーからKDDIへの出向を経験しました。KDDIテクノロジーは出向や客先常駐は少なく、基本的には自社内での業務が中心であり、その中でも様々なプロジェクトで上流工程に携わることができましたが、私は通信キャリア本体でしか手掛けられない最上流工程にも興味があり、以前から「KDDIで仕事ができる機会があるなら挑戦させてください」と上司に相談しており、そのチャンスが巡ってきたのです。
KDDI出向後は、メッセージングアプリの開発プロジェクトに携わり、投資回収計画の立案も含めた予算の策定、新機能の要件定義や仕様調整、開発ベンダーの選定や委託方法の取り決めなど、大手通信キャリアだからこそ経験できる様々な業務に携わることができました。数年前まで二次請けの仕事しか担当したことのなかった私にとっては、すべての業務が初めての経験であり、最上流工程の難しさや厳しさを知ることもできました。
そうした「発注者側の立場」や「プロダクトやサービスの収益に責任を持つ人たちの立場」を身をもって体験することにより、以前にも増して開発パートナーとの付き合い方やお客様の気持ちに寄り添った提案ができるようになるなど、出向によって得た貴重な経験は、今後のPM業務でも大いに活かしていけると考えています。

前例やルールによる縛りが少なく
自由に仕事ができる環境も魅力的


当社はKDDIのグループ会社ではありますが、前例やルールによる縛りが比較的少なく、社員一人ひとりが個性やアイデアを活かして自由に仕事ができる雰囲気があります。さらには「何がやりたいのか」「どんなキャリアを歩みたいのか」など、社員の希望や提案に耳を傾けてくれる上司がおり、私のキャリアプランの希望が叶ったように、社員に対して様々な成長機会を与えようとしてくれる会社でもあります。
他方で「様々なルールに則って指示を受けながら仕事をしたい」と考えている人にとっては、少々放任主義的に感じられるかもしれませんが、自ら考えて動きたい方にとっては、これほどやりがいを持って楽しく働ける会社はないと思っています。
今後の私の目標は、KDDIテクノロジーの中でもソフトだけでなくハードも含めて開発を行うようなプロジェクトがあることから、今までよりもより大きなプロジェクトでPMを担当することです。ハード開発に関しては海外メーカーとの協業も必要になるため、グローバルレベルでのプロジェクト推進を行える能力も必要となります。そのようなプロジェクトに耐えうるスキルや経験が必要ですが、今担当する一つ一つのプロジェクトを大切にしながら、最終的には規模が大きいプロジェクトを推進する立場となり、自身としても成長していきたいと考えています。

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